コレクション Collection

東京都庭園美術館では、旧朝香宮邸建物公開事業に活用するため、旧朝香宮邸やアール・デコ様式との関連を有する美術品や資料を収集・保管しています。本「旧朝香宮邸関連コレクション」は、東京都庭園美術館が収集・保管している美術品・資料等のデータベースです。

In its quest to put the Former Residence of Prince Asaka to its best possible use, the Tokyo Metropolitan Teien Art Museum is engaged in creating and maintaining a collection of artworks and documents pertaining to Art Deco and the Residence itself. The Collection is a database listing the materials and artworks in the Museum’s collection.

ご利用ガイド/Guide
+ クイック検索- クイック検索を閉じる
作品情報Identification
  • 作品名 Title :

    ゴーヴネの照明《No.14 A》

    Pair of light GAUVENET, No.14 A

  • 作者 Artist :

    ジャン=バティスト・ゴーヴネ、セーヴル製陶所(窯)
    Jeane-Baptiste Gauvenet, Sèvres(kiln)

  • 制作年 Date :

    デザイン:1935年/制作:1937年
    1935(design), 1937(made)

  • 寸法 Dimensions :

    27.5㎝

  • 収蔵番号 Collection Number :

    2000-0331-03

  • 数量 :

    一対

  • 素材技法 :

    磁器

  • タグ :

    1930年代 / アール・デコ / 陶磁器

作家解説

■ ジャン=バティスト・ゴーヴネ(Jeane-Baptiste Gauvenet, 1885-1967)
彫刻家。1908年から1950年に、セーブルで彫刻家として様々な仕事を受け持った。特に磁器に彫り込みをする技術を研究し、1925年のアール・デコ博覧会においては、セーブルのパヴィリオン”Salon de Lumiere”でアンリ・ラパンと協力し、光を通す磁器による照明器具を展示している。

 

■ セーヴル製陶所(Sèvres)
フランスの旧王立窯。1740年頃設立のヴァンセンヌ窯を前身とする。1745年国王ルイ15世より磁器製造の許可を得、ポンパドゥール夫人の応援で手厚い庇護をうけた。1756年セーヴルに移転。王制廃止後も政府の管理下に留まる。1876年セーヌ湖畔の現在の場所に移り拡張。アール・デコ期には、ジョルジュ・ルシュヴァリエ=シュヴィニャールを所長として、装飾美術家アンリ・ラパンを芸術監督に招くなど、外部アーティストのコラボレーションを通じた芸術改革がすすめられた。技術面では、従来の硬質磁器に加え、新硬質磁器、炊器、軟質磁器(ファイアンス)の活用や、珪酸質磁器の採用による軟質磁器の復活など、素材の多様性が顕著に造形と色彩の幅を広げた。リュールマンやラリックら当時一流の装飾芸術家がセーヴルに協力した。

作品解説Descriptions

セーヴル製陶所製の釣鉢形の照明器具一対。やや黄色味がかった白色磁器の表面には、ブドウの房とその枝に留まる鳥の姿が陰刻によって描かれている。セーヴルの新磁器には光を通す性質があり、内側に仕込まれた照明によって明かりがぼんやりと透けて見える。特に表面の彫り込みによってできた素地の薄い部分はよく光が通り、絵柄が浮き上がるような仕掛けとなっている。

文献歴Bibliography

『アール・デコ様式のセーヴル磁器』東京都文化振興会、1993年。
『アール・デコ様式:朝香宮が見たパリ』東京都庭園美術館、2003年。
『アール・デコ光のエレガンス展』汐留ミュージアム他、2012年。

PAGE TOP