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生誕140年 YUMEJI展 大正浪漫と新しい世界

会期

202461(土) - 825(日)

時間

10 18

(入館は閉館の30分前まで) 7月19日〜8月23日までの毎週金曜は21時まで開館(入館は20:30まで)[サマーナイトミュージアム2024]
会場
東京都庭園美術館(本館+新館)
休館日

毎週月曜日

(ただし7月15日(月・祝)、8月12日(月・祝)は開館、7月16日(火)、8月13日(火)は休館)
観覧料
オンラインによる事前予約制を導入しています。
ドレスコード割引ご利用の方はご予約不要です。ドレスコード割引のご案内をご確認ください。
観覧料一覧
一般 団体
一般 1,400円 1,120円
大学生(専修・各種専門学校含む) 1,120円 890円
中学生・高校生 700円 560円
65歳以上 700円 560円

概要

「大正ロマン」を象徴する画家であり、詩人でもあった竹久夢二(たけひさ・ゆめじ)。
1884(明治17)年に岡山県で生まれた夢二は、正規の美術教育を受けることなく独学で自身の画風を確立し、「夢二式」と称される叙情的な美人画によって人気を博しました。
グラフィックデザイナーの草分けとしても活躍し、本や雑誌の装丁、衣服や雑貨などのデザインを手がけ、暮らしの中の美を追い求めました。

夢二の作品は、没後90年を経た今もなお多くの人々を魅了し続けています。

本展は、生誕140年を記念して、最新の研究に基づく新たな視点からその生涯をたどります。
このたび発見された大正中期の名画《アマリリス》、滞米中に描かれた貴重な油彩画《西海岸の裸婦》、そして夢二を看取った友人に遺したスケッチ帖や素描など、初公開資料を含む約180点の作品を夢二郷土美術館コレクションを中心にご紹介します。

世の中のさまざまな価値観が劇的に変化しつつあった20世紀前半、時代の立役者となった竹久夢二の魅力を存分にご堪能ください。

作品リストはこちらから(PDF 565 KB

新館の展示風景
新館の展示風景
本館大広間の展示風景
本館大客室の展示風景
本館書庫での展示風景
本館姫宮居間の展示風景  千代紙の作品画像
本館北の間の展示風景

    みどころ

    1 夢二郷土美術館所蔵 幻の名画《アマリリス》公開!

    長らく所在不明であった油彩画《アマリリス》が、近年の調査により発見されました。夢二の油彩画は現存するだけでも約30点と少なく、本作はその来歴も含めて大変貴重な作例といえます。本展は、発見後、東京で公開・展示する初めての機会となります。また《アマリリス》に加えて、貴重な油彩画を多数展示し、これまであまり紹介されてこなかった油彩画家としての夢二の一面に迫ります。

    2 初公開のスケッチブックで晩年の夢二に迫る

    夢二は、晩年の1931(昭和6)年から約2年間、欧米各地を巡る旅に出かけます。1930年代前半は、モダンな芸術と都市文化が急速に発展する一方で、ナチズムが勃興する不穏な時代でもありました。夢二は欧米滞在中の出来事を多数のスケッチとして残し、その一部は友人の手元に残されました。本展では初公開となるスケッチ帖を紹介します。

    3 邸宅空間で、夢二の作品世界を味わう

    夢二は生涯を通じて芸術で人々の暮らしを彩ることに関心を向けました。本展の会場となる東京都庭園美術館の本館は、かつて朝香宮家の自邸であった場所であり、実際の生活空間に施された多彩な装飾が見所となっています。本展は、暮らしの中の美を体現する邸宅空間の中で、夢二の作品世界をご覧いただく貴重な機会となります。

    4 100年の時を超えて愛される夢二の魅力

    1914(大正3)年、夢二は自らデザインした封筒や千代紙をはじめとする文具・小間物類を販売する「港屋絵草紙店」を開店しました。商品の広告チラシには「可愛い」という言葉が用いられ、当時の女性たちの心をつかみ、憧れの的となりました。夢二の可愛いデザインは約100年を経た今もなお、私たちを魅了し続けています。本展では時代を経ても色褪せない夢二の魅力をご堪能いただきます。

    5 ジュニアガイド配布中!

    本展では、中学生以下の方に本館受付でジュニアガイドを配布しています。夢二の生涯や作品の鑑賞ポイントをわかりやすく解説しています。ご来館前の予習に、大人の方にもおすすめです。ご希望の場合は大人の方にもお渡ししていますので、本館受付にお申し出ください。
    ダウンロードはこちらから(PDF 9MB

    主な作品展示

    • 《アマリリス》
      1919(大正8)年頃 油彩、カンヴァス
      夢二郷土美術館蔵

      《アマリリス》の作品画像
    • 《化粧の秋(『婦人グラフ』表紙絵)》
      1924(大正13)年 木版
      夢二郷土美術館蔵

      《化粧の秋(『婦人グラフ』表紙絵)》の作品画像
    • 《星まつ里》
      昭和初期 絹本着色
      夢二郷土美術館蔵

      《星まつ里》の作品画像
    • 《林檎》
      1914(大正3)年 絹本着色
      夢二郷土美術館蔵

      《林檎》の作品画像
    • 《憩い(女)》
      昭和初期 絹本着色
      夢二郷土美術館蔵

      《憩い(女)》の作品画像
    • 《セノオ楽譜〈恨まじ君をば〉》
      1924(大正13)年 初版
      夢二郷土美術館蔵

      《セノオ楽譜〈恨まじ君をば〉》の作品画像
    • 《封筒「つりがね草」》
      大正期 木版
      夢二郷土美術館蔵

      《封筒「つりがね草」》の作品画像
    • 《封筒「どくだみ」》
      大正期 木版
      夢二郷土美術館蔵

      《封筒「どくだみ」》の作品画像
    • 《晩春》
      1926(大正15)年 鉛筆・ペン・水彩、紙
      夢二郷土美術館蔵

      《晩春》の作品画像
    • 《立田姫》
      1931(昭和6)年 紙本着色
      夢二郷土美術館蔵

      《立田姫》の作品画像
    • 《西海岸の裸婦》
      1931-32(昭和6-7)年 油彩、カンヴァス
      夢二郷土美術館蔵

      《西海岸の裸婦》の作品画像

    展覧会基本情報

    展覧会名
    生誕140年 YUMEJI展 大正浪漫と新しい世界
    会期
    202461(土) - 825(日)
    会場

    東京都庭園美術館(本館+新館)
    東京都港区白金台5-21-9
    ハローダイヤル 050-5541-8600

    休館日

    毎週月曜日

    (ただし7月15日(月・祝)、8月12日(月・祝)は開館、7月16日(火)、8月13日(火)は休館)
    開館時間
    10:00 - 18:00(入館は閉館の30分前まで)
    • 7月19日〜8月23日までの毎週金曜は21時まで開館(入館は20:30まで)[サマーナイトミュージアム2024]
    観覧料
    オンラインによる事前予約制を導入しています。
    ドレスコード割引ご利用の方はご予約不要です。ドレスコード割引のご案内をご確認ください。

    一般 1,400円 (1,120円)
    大学生 1,120円 (890円)
    中学生・高校生 700円 (560円)
    65歳以上 700円 (560円)
    1. ( )内は団体料金。団体は20名以上(事前申請が必要)

       

    2. 小学生以下および都内在住在学の中学生は無料

    3. 身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・被爆者健康手帳をお持ちの方とその介護者2名は無料(手帳の提示をお願いします)

    4. 教育活動として教師が引率する都内の小・中・高校生および教師は無料(事前申請が必要)

    5. 第3水曜日(シルバーデー)は65歳以上の方は無料

    6. ドレスコード割引のご案内

      会期中きものを着てご来館された方は当日券を100円引きでご購入いただけます。チケットご購入時にチケットカウンターにてお申し出ください。
      ドレスコード割引をご利用の方は、諸注意を必ずご一読ください。同意のない方の本割引の適用はいたしません。予めご承知おきください。

      ■諸注意
      ・割引の適用は当日券のみ可能です
      ・ドレスコード着用のご本人様のみ有効です
      ・チケットご購入後の割引はできません
      ・他の割引との併用はできません
      ・フラットデー開催日(7/10(水)、7/24(水))は本割引は利用できません

    7. サマーナイトミュージアム2024]当日窓口購入の場合のみ、17:00以降のご入場は、学生無料、一般・65歳以上は団体料金適用(要証明)

    主催
    公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都庭園美術館、産経新聞社
    監修
    岡部昌幸(帝京大学名誉教授・群馬県立近代美術館特別館長)
    特別協力
    公益財団法人両備文化振興財団 夢二郷土美術館
    協力
    竹久夢二学会
    協賛
    JR東日本
    年間協賛
    戸田建設株式会社、ブルームバーグ L.P.、ヴァンクリーフ&アーペル

    巡回展情報

    • <岡山> 夢二郷土美術館  会期:2024年9月7日(土)~12月8日(日)
    • <大阪> あべのハルカス美術館  会期:2025年1月18日(土)~3月16日(日)
    • そのほか富山など全国5~6館を巡回予定です。

    写真撮影について

    展示作品の撮影は特別な表示がある場合をのぞいて禁止となっております。

    カフェ&レストラン コラボメニュー

    レストランコラボメニュー(¥6,000)

    正門横のレストランでは、本展の特別コースをご用意しています。前菜「アマリリスを模したサーモンのカルパッチョ 宝石をちりばめて」は夢二の油彩画 《アマリリス》 へのオマージュです。

    レストランコラボメニューの特別コースの画像

    カフェコラボメニュー(¥900)

    新館カフェでは、レトロでノスタルジックな趣の懐かしい喫茶メニューから、シンプルさがたまらないクラシックプリン(¥900)と、メロンに爽やかなレモンフレーバーを加えた大人風味のクリームソーダ(¥900)をお楽しみいただけます。

    カフェコラボメニューのクリームソーダの画像

    関連イベント&プログラム

    講演会「夢二郷土美術館コレクションの魅力 -夢二の原点 ふるさと岡山-」

    2024年6月1日(土)14:00~15:30

    詳細はこちら

    《憩い(女)》の作品画像

    講演会「現代に夢二が問いかけるもの ―美と生活、「芸術家」と人生、西洋と日本、夢とロマン」

    2024年7月6日(土)14:00~15:30

    詳細はこちら

    《アマリリス》の作品画像

    ゆったり鑑賞日(フラットデー)

    2024年7月10日(水)10:00~18:00(最終入館17:30)

    詳細はこちら

    ゆったり鑑賞日(フラットデー)に作品を鑑賞している人々

    ベビーアワー(フラットデー)

    2024年7月24日(水)10:00~15:00(本館内でベビーカーを利用できる時間)

    詳細はこちら

    ベビーアワー(フラットデー)に作品を鑑賞している人々

    木版画摺り体験 第1弾「庭園美術館の文様で和綴じ本づくり」

    2024年8月4日(日)13:30~16:30

    詳細はこちら

    木版摺りによる椿の柄の和綴じ本の完成イメージ

    木版画摺り体験 第2弾「親子で体験!オリジナルのレターセットを作ろう」

    2024年8月11日(日) ①10:30~12:00 ②13:30~15:00

    詳細はこちら

    木版刷りによる椿柄の封筒の完成イメージ