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キスリング展 エコール・ド・パリの夢

会期

2019420(土) - 77(日)

時間

10 18

(入館は閉館の30分前まで)
会場
東京都庭園美術館(本館+新館ギャラリー1)
休館日
第2・第4水曜日(4/24、5/8、5/22、6/12、6/26)
観覧料
観覧料一覧
一般 団体
一般 1,100円 880円
大学生(専修・各種専門学校含む) 880円 700円
中学生・高校生 550円 440円
65歳以上 550円 440円
キスリング展 エコール・ド・パリの夢 のチラシ

概要

エコール・ド・パリを代表する画家、キスリング(Kisling 1891-1953)。ポーランドのクラクフで生まれたキスリングは、美術学校を卒業後、19歳でパリに出ました。モンマルトルやモンパルナスで、ピカソ、ジョルジュ・ブラック、モディリアーニ、パスキン等、多くの芸術家と知り合います。初期はキュビスムの影響も受けましたが、キュビストのように現実世界から離れることには抵抗し、すぐに主題を写実的に表わすようになります。そしてイタリアやフランドルの古典的な絵画に積極的に学び、1920年代の絵画に見られる秩序への回帰の動きに同調していきました。

風景画、静物画、裸婦などにおいて独自のスタイルを発展させていきましたが、なかでも肖像画にその特徴が最もよく表れています。丁寧な筆致による洗練されたレアリスムと、静謐なムードに満ち、輝かしく官能的な色彩によって、キスリングはエコール・ド・パリの重要な芸術家として位置付けられるのです。本展では1920~30年代のパリで「モンパルナスのプリンス」と呼ばれ、時代の寵児となったキスリングの画業を滞米時代の作品を含む約60点の作品により振り返ります。

みどころ

日本では12年ぶりの開催!「キスリング」展
本展は2007年に日本国内を巡回した「キスリング」展以来、12年ぶりに開催されるキスリングの個展です。1920-30年代のパリで「モンパルナスのプリンス」と呼ばれ時代の寵児となったキスリング。この機会にぜひその作品世界をご堪能ください。

豊かな色彩と透明感あふれるキスリングの肖像画
友人、妻、女優、モデル、少年、少女など、キスリングは数多くの肖像画を手掛けています。例えば、フランスの女性小説家コレットの娘を描いた《ベル=ガズー(コレット・ド・ジュヴネル) 》はキスリングの肖像画のスタイルがよく表れている作品です。輝かしく透明感あふれる色彩、写実的に描きこまれた細部、そして、憂いを含んだ大きなアーモンド形の瞳。本展では他にも国内外の美術館、コレクターが所蔵する貴重な肖像画が出品されます。

激動の時代を生きた幸せな画家、キスリング
二度の世界大戦を生き抜いたキスリング。第一次世界大戦ではフランスの外国人部隊に入隊して負傷したり、第二次世界大戦ではユダヤ人であったため戦禍を避けてアメリカに身を寄せたり、その人生は順風満帆ではありませんでした。しかし、社交的で人望があり面倒見の良かったキスリングは、時代に翻弄されながらも、家族や友人に恵まれ、絵の制作依頼も途絶えることなく、最後まで絵を描き続け、画家として幸せな人生を歩みました。

展覧会基本情報

展覧会名
キスリング展 エコール・ド・パリの夢
会期
2019420(土) - 77(日)
会場

東京都庭園美術館(本館+新館ギャラリー1)
東京都港区白金台5-21-9
ハローダイヤル 03-5777-8600

休館日
第2・第4水曜日(4/24、5/8、5/22、6/12、6/26)
開館時間
10:00 - 18:00(入館は閉館の30分前まで)
観覧料
一般 1,100円 (880円)
大学生 880円 (700円)
中学生・高校生 550円 (440円)
65歳以上 550円 (440円)
  1. 前売り券 e+(イープラス) http://eplus.jpにて販売いたします。

主催
公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都庭園美術館
後援
在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本
協力
エールフランス航空
企画協力
株式会社ブレーントラスト
年間協賛
戸田建設株式会社、ブルームバーグ・エル・ピー