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ベビーといっしょにミュージアムツアー(「交歓するモダン 機能と装飾のポリフォニー」展)

活動報告ブログ

コロナ禍で開始した赤ちゃんと家族のためのツアーも、今回で8回目を数えます。
寒さが身にしみる1月の休館日、「交歓するモダン 機能と装飾のポリフォニー」展で行われた「ベビーといっしょにミュージアムツアー」には12組のご家族が参加してくれました。
貸し切りの環境で、アート・コミュニケータといっしょに展覧会をまわります。

アート・コミュニケーターが正面玄関で夫婦とベビーカーに乗る子供に話しかける様子。

ツアーでは、ご家族1組に1人のアート・コミュニケータが付き添います。

「はじめまして!」
受け付けを済ませたら、まずは玄関でご挨拶。
初めての慣れない空間に、少し緊張気味のお子さんも。
ここから約1時間、それぞれのペースで展覧会を鑑賞します。

普段は建物の保護のため本館にはベビーカーで入ることはできませんが、ツアーの日は特別にそのまま入館することができます。

赤ちゃんもまわりの様子や作品をじーっと観察。指を差したり、声を出したり、いろいろな反応で見つけたものを教えてくれます。
大人同士もゆったりお話をしながら鑑賞を楽しみます。

途中で泣いたり、お腹が空いてももちろん大丈夫。一度休憩をしてから再び展示室に戻るなど、状況に合わせて進行します。

ツアーの担当以外に、展示室の各所で全体の様子を見守るアート・コミュニケータも、各ツアーの進行をサポートします。写真は小さなぬいぐるみを見せながら赤ちゃんに声をかけ、あやしているところです。

約400点近くの作品が展示されていた展覧会。
時間をかけてじっくりと見る方も多くいらっしゃいました。

参加者の感想を紹介します。(当日アンケートより)
・育児に追われる毎⽇ですが、気分転換となってリフレッシュできました!
・⼦供連れでこんなにもゆっくり丁寧に作品をみることができて、⼤変ありがたかったです。ぜひ、また参加させて頂きたいです。
・スロープやご案内もちょうど良く、不⾃由なく⾒て回ることができました。ベビーカーで回れたのもありがたかったですが、ときおりぐずった時に抱き上げてコミュニケーターさんがベビーカーを運んでくださって助かりました。

本年度のツアーはこれで終了です。
夏にはベビーデーを初めて開催し、沢山のご家族にご参加いただきました。
「また庭園美術館に子供と一緒に行きたい。」
「今度は別の美術館にも行ってみよう。」

そう思ってくださった方が少しでもいらっしゃれば嬉しいです。
赤ちゃん連れでも来館しやすい美術館となることを目指し、今後もいろいろなプログラムを展開していきたいと思います。

概要

ベビーといっしょにミュージアムツアー

日時2023年1月30日(月)11:00~12:00

場所東京都庭園美術館

対象ベビーカーに乗る年齢・月齢の赤ちゃんとその保護者

参加人数12組28名

運営協力アート・コミュニケータ東京、ベビーといっしょにミュージアム

執筆大谷郁(教育普及担当)