美術館講座 2022
東京都庭園美術館 美術館講座 2022
本年度より当館にて「美術館講座」を開催することとなりました。このプログラムは、東京都庭園美術館が、来館者の皆様に、よりわかりやすく親しんでいただける美術館を目指して開講するものです。年に数回開催予定の講座では、<建築><装飾><美術><庭園>といった各アプローチから随時テーマを選び、アール・デコをはじめとして旧朝香宮邸を母体とする東京都庭園美術館に因んだ題目を掲げ、館外からの有識者や専門家の方々をお招きし、また当館スタッフらによるトークを中心とするイベントを行います。閉館後の静かな環境の中で、ゆったりとした気持ちでご聴講いただけます。皆様のご参加をお待ちしております。
- 第1回
- 第1回スピンオフ企画
- 第2回
- 第3回
<第1回> 2022年10月14日(金) 終了しました
タイトル |
「旧朝香宮邸から建築を語る」 本講座第1回目は、妹島和世新館長によるお話です。建築家として手掛けてきたルーブル・ランスや金沢21世紀美術館、現在構想中のプロジェクト等、美術館建築のプロジェクトについて解説するとともに、今後の東京都庭園美術館の展望について語ります。 |
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講師 |
妹島和世(東京都庭園美術館館長) 1956年生まれ。1987年妹島和世建築設計事務所設立。1995年西沢立衛とともにSANAAを設立。2010年第12回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展の総合ディレクターを務める。日本建築学会賞*、ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展金獅子賞*、プリツカー賞*、芸術文化勲章オフィシエ、紫綬褒章などを受賞。主な建築作品として、金沢21世紀美術館*(金沢市)、ニューミュージアム*(ニューヨーク)、ルーブル・ランス*(ランス・フランス)など。 |
申込期間 | 2022年9月20日(火)12:00~10月3日(月)17:00 |
場所 | 東京都庭園美術館 新館ロビー |
時間 | 18:30~20:00 (受付時間 18:15〜) |
定員 | 50名 (事前申込制、定員を超過した場合は抽選) |
受講料 | 無料 ※展覧会はご覧いただけません。 |
<第1回 スピンオフ企画> 2023年1月21日(土) 終了しました
タイトル |
テーマ展示「ランドスケープをつくる」第2回 「スカイハウス再読」関連座談会 東京都庭園美術館では、朝香宮邸時代に門衛所として建てられた本建物を活用し、「ランドスケープをつくる」を総合テーマとした展示を行っております。第2回目となる展示「スカイハウス再読」では、建築家・菊竹清訓による自邸「スカイハウス」(1958年竣工)をさまざまな視点から読み解いています。 本座談会はこの展示に併せ、「美術館講座 2022 第1回」のスピンオフ企画として開催されるものです。本イベントでは、横浜国立大学大学院 Y-GSAの学生による研究発表伊東豊雄氏と内藤廣氏によるショートレクチャーに続き、伊東氏、内藤氏、当館妹島館長によるディスカッションを、大西麻貴氏の司会で行います。 |
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講師 |
伊東豊雄(建築家) 1941年生まれ。71年アーバンロボット設立。79年伊東豊雄建築設計事務所に改称。主な作品に「せんだいメディアテーク」、「みんなの森 ぎふメディアコスモス」、「台中国家歌劇院」(台湾)など。ヴェネチア・ビエンナーレ金獅子賞、王立英国建築家協会(RIBA)ロイヤルゴールドメダル、プリツカー建築賞など受賞。2011年に私塾「伊東建築塾」を設立。児童対象の建築スクールや、地方の島のまちづくりなど、これからのまちや建築を考える建築教育の場として様々な活動を行っている。 内藤廣(建築家・東京大学名誉教授) 1950年生まれ。1976年早稲田大学大学院修士課程修了後、フェルナンド・イゲーラス建築設計事務所、菊竹清訓建築設計事務所を経て、1981年に内藤廣建築設計事務所を設立。2001〜11年東京大学大学院工学系研究科社会基盤学専攻にて教授、同大学にて副学長を歴任。2011年〜同大学名誉教授。また、2007〜09年度にはグッドデザイン賞審査委員長を、2022年4月からは公益財団法人日本デザイン振興会会長を務める。 妹島和世(東京都庭園美術館館長・建築家) 1956年生まれ。1987年妹島和世建築設計事務所設立。1995年西沢立衛とともにSANAAを設立。2010年第12回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展の総合ディレクターを務める。日本建築学会賞*、ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展金獅子賞*、プリツカー賞*、芸術文化勲章オフィシエ、紫綬褒章などを受賞。主な建築作品として、金沢21世紀美術館*(金沢市)、ニューミュージアム*(ニューヨーク)、ルーブル・ランス*(ランス・フランス)など。 大西麻貴(建築家・横浜国立大学大学院Y-GSAプロフェッサーアーキテクト) 1983年愛知県生まれ。共同設計者の百田有希と共に一級建築士事務所大西麻貴+百田有希/o+h主宰。住宅やインスタレーションから公共建築まで、幅広い規模の建築プロジェクトを手掛ける。設計プロセスにおいては対話を重視し、建築をつくることを通してまちづくりや、環境全体を考える姿勢で取り組む。JIA新人賞、建築設計学会大賞、京都建築賞最優秀賞など受賞 |
申込期間 | 2022年12月20日(火)10:00~2023年1月10日(火)17:00 |
場所 | 東京都庭園美術館 新館ギャラリー2 |
時間 | 18:30~20:00(受付時間 18:15~) |
定員 | 60名(事前申込制、定員を超過した場合は抽選) |
受講料 | 無料 ※展覧会はご覧いただけません。 |
申込方法 | 受付を終了しました。多数のご応募ありがとうございました。 申込期間終了後、5日以内に当落について全員にメールでお知らせします。メールが届かない場合は、下記<お問合せ先>にメールでご連絡ください。 |
<第2回> 2023年1月27日(金) 終了しました
タイトル |
「アール・デコと装飾の魅力」 重要文化財として指定されている東京都庭園美術館本館は、20世紀初頭にヨーロッパで隆盛をみたアール・デコ様式が採用された旧朝香宮邸が母体となっています。本講座では美術史をご専門とする天野知香氏をお招きし、旧朝香宮邸の室内装飾にみられるアール・デコの特質やその魅力についてお話いただきます。 |
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講師 |
天野知香(お茶の水女子大学教授) 1959年生まれ。東京大学、同大学院に学び、パリ第一大学芸術考古学研究所博士課程に留学。博士(文学)。専門は19-20世紀フランス美術史。著書に『装飾/芸術―19-20世紀フランスにおける「芸術」の位相』ブリュッケ、2001年(第14回倫雅美術奨励賞)、『装飾と「他者」-両大戦間フランスを中心とした装飾の位相と「他者」表象』ブリュッケ、2018年など。展覧会企画・監修に、『マティス プロセス/ヴァリエーション』(田中正之、天野知香、読売新聞東京本社文化事業部編)国立西洋美術館、2004年(第1回西洋美術振興財団賞)、『アール・デコ 1910−1939 きらめくモダンの夢』東京都美術館他、2005年。 |
申込期間 | 2022年12月20日(火)10:00~2023年1月10日(火)17:00 |
場所 | 東京都庭園美術館 新館ロビー |
時間 | 18:30~20:00 (受付時間 18:15〜) |
定員 | 50名 (事前申込制、定員を超過した場合は抽選) |
受講料 | 無料 ※展覧会はご覧いただけません。 |
申込方法 | 受付を終了しました。多数のご応募ありがとうございました。 申込期間終了後、5日以内に当落について全員にメールでお知らせします。メールが届かない場合は、下記<お問合せ先>にメールでご連絡ください。 |
<第3回> 2023年2月17日(金) 終了しました
タイトル |
「朝香宮家のアール・デコ」 「アール・デコの館」といわれる旧朝香宮邸の誕生は、本邸宅の施主であった朝香宮夫妻のパリ訪問がきっかけとなっています。本講座では旧朝香宮邸に秘められた歴史と、展示空間としての館の魅力を、当館副館長がご紹介します。 |
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講師 |
牟田行秀(東京都庭園美術館副館長) 東京都庭園美術館 副館長(学芸員) |
申込期間 | 2023年1月10日(火)10:00~1月31日(火)17:00 |
場所 | 東京都庭園美術館 新館ロビー |
時間 | 18:30~20:00 (受付時間 18:15〜) |
定員 | 50名 (事前申込制、定員を超過した場合は抽選) |
受講料 | 無料 ※展覧会はご覧いただけません。 |
申込方法 | 下記のお申込フォームよりお申込ください。 申込期間終了後、5日以内に当落について全員にメールでお知らせします。メールが届かない場合は、下記<お問合せ先>にメールでご連絡ください。 |
その他:
・メール、お電話、FAXでのお申し込みはできません。
・欠席される場合は、事前にご連絡ください。
・手話通訳等、ご参加にあたりサポートが必要な場合は、お申込みフォームにお書き添えいただき、事前にご相談ください。
・車椅子をご利用の方はスペース確保のため、お申込フォームにご記入ください。
【新型コロナウイルス感染症対策について】
本講座に参加される方は、以下の点についてご協力をお願いいたします。
・当日体調のすぐれない方は、参加をお見送りください。
・美術館の入口で検温をさせていただきます。
(37.5℃以上の方は入館できませんので、あらかじめご了承ください)
・手指の消毒の励行をお願いいたします。
・参加者は、必ずマスクの着用をお願いいたします。
・その他、美術館の諸注意、指示に従っていただきますよう、お願いいたします。