みんなで作るギャラリー・カンバセーション
横浜美術館コレクション展でのワークショップの様子 撮影:中島佑輔
みんなで作るギャラリー・カンバセーション
展示室内でおしゃべりをしましょう
美術作品をじっくり見ながら
ただリラックスして静かな空間に座りながら
初めて顔を合わせる人と
いつも一緒に時間を過ごす人と
自分の内面を見つめるために
自分と世界をつなげるために
ここで一緒にカンバセーション(対話)をしましょう
東京都庭園美術館では、「対話」を切り口に活動しているファシリテーターやエデュケーターと協働して、ギャラリー・カンバセーションの機会を設けています。
今年は数多くのミュージアムや展覧会で活躍しているグループ「視覚障害者とつくる美術鑑賞ワークショップ」のみなさんをゲストに迎え、視覚障害のあるナビゲーターと一緒に、旧朝香宮邸の建築空間を鑑賞します。(「オットー・クンツリ展」の鑑賞プログラムではありません)
たとえば住み慣れた場所、よく通る道、自然と足が向く公園やお店、私たちがある空間で「心地いいな」「ここに居たいな」と感じるその感覚はどこからやってくるのでしょう。それは目に見えている情報から判断しているのでしょうか、目には見えない記憶や経験に起因しているのでしょうか。
私たちは、いつも「『見る』ってどういうことだろう?」ということを考えています。
ふだん無意識にしている「見る」こと、「居る」ことを言葉にしてほどくことで世界の多様さ、人の視点のおもしろさ、に気付けるかもしれません。見える人も見えない人もさまざまな視点を持ち寄って庭園美術館で一緒におしゃべりをしながら、この建築を味わってみましょう。
林建太(「視覚障害者とつくる美術鑑賞ワークショップ」)
2015年10月17日(土) 1回目:10:30~12:30 2回目:15:00~17:00
会場:東京都庭園美術館(集合場所などは、参加者の方に別途ご連絡します)
ナビゲーター、サポートスタッフ:瀬戸洋平(せとようへい)、高橋雅枝(たかはしまさえ)、鄭晶晶(ていじんじん)、大平友希子(おおひらゆきこ)、林建太(はやしけんた)(「視覚障害者とつくる美術鑑賞ワークショップ」)
参加費:一律 500円(別途、展覧会入場料がかかります。詳しくはコチラ)
対象:小学生~大人対象(視覚障害のない方もある方も)
定員:各回14名
*未就学のお子様を同伴で参加される方、視覚や聴覚に障害があるなどサポートが必要な方は、事前にご相談ください。
- 申込方法:
- お申込みは締め切りました。たくさんのご応募ありがとうございました。
お問合せ先:
東京都庭園美術館 事業企画係 「みんなで作るギャラリー・カンバセーション」担当
Tel 03-3443-0201 Fax 03-3443-3228
E-mail:info@teien-art-museum.ne.jp
ナビゲーター紹介
「視覚障害者とつくる美術鑑賞ワークショップ」
第18回文化庁メディア芸術祭でのワークショップの様子 撮影:中島佑輔
2012年発足。視覚障害者と晴眼者が一緒にチームを組み、言葉を介してお互いに印象や感想を伝え合いながら美術を鑑賞する「視覚障害者とつくる美術鑑賞ワークショップ」を含め、各種ワークショップを実施している。「みえる」「みえない」というさまざまな視点を持ち寄り、新たなものの見方を語り合う場づくりを目的として活動を続ける。