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トークイベント「近代茶室「光華」の魅力-数寄屋大工の眼、建築史家の眼」

茶室行事

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トークイベント 近代茶室「光華」の魅力-数寄屋大工の眼、建築史家の眼

日本庭園内にある茶室「光華」は、本館と共に重要文化財に指定されています。
設計は武者小路千家の茶人である中川砂村、施工は「昭和の名工」とも呼ばれた数寄屋建築の名手、平田雅哉です。1936年(昭和8)8月に上棟したことは棟札から明らかですが、図面その他関連資料がほとんどなく、竣工年月日さえ未詳です。しかし、平田が手掛けた近代茶室として、また元皇族の邸宅敷地に現存する茶室として、稀有で貴重な建築物と言えます。
そこで、近代茶室建築の「光華」について、現代の数寄屋大工の眼と、建築史家の眼から紐解き、その魅力に迫ります。もちろん現地見学を含みます。みなさまのご応募をお待ちしております。
※今後の新型コロナウイルスの感染症の推移によっては、募集開始後でも延期あるいは中止となる場合がありますので、あらかじめご了承ください。

【事前申込制・参加費無料】
日 時:2022年10月1日(土)
午前の部 10:30~12:00
午後の部 13:30~15:00

場 所:東京都庭園美術館 茶室「光華」及び本館スタジオ
講 師:小沢朝江(東海大学建築都市学部建築学科 教授)
芹澤毅(せりざわたけし工務店・大工棟梁)
定 員:各回10名 ※各回とも定員を超過した場合は抽選
参加費:無料
ただし美術館への入場料(展覧会入場料)が必要です。

申込方法:
受付を終了しました。多数のご応募ありがとうございました。
お一人様一回のみ、午前・午後両方のお申し込みは無効とさせていただきます。
自動返信メールが届かない場合は、受付を受信できていない可能性がありますので、下記にご連絡ください。また、念のため「迷惑メール」フォルダーもお確かめください。
当落結果:
申込期間終了後、5日以内に当落について全員にメールでお知らせします。メールが届かない場合は、下記にご連絡ください。また、念のため「迷惑メール」フォルダーもお確かめください。
申込期間:
2022年9月1日(木)10:00~9月11日(日)17:00
注意事項:
参加は中学生以上とさせていただきます。
当選通知後の参加者や時間の変更はお受けかねます。

【内容】(予定)
(本館スタジオにてレクチャー)
1.「光華」の沿革
2.数寄屋建築について
(茶室にて現地見学とトーク)
1.外観、立礼席、広間、小間の見学
2.それぞれの建築的特徴について
3.近代茶室建築の中での「光華」の位置づけについて

【新型コロナウイルス感染症対策について】
トークイベントに参加される方は、以下の点についてご協力をお願いいたします。
・当日体調のすぐれない方は、参加をお見送りください。
・美術館の入口で検温をさせていただきます。
(37.5℃以上の方は入館できませんので、あらかじめご了承ください)
・手指の消毒をお願いいたします。
・参加者は、マスクの着用をお願いいたします。
・その他、美術館の諸注意、指示に従っていただきますよう、お願いいたします。

講師紹介

  • 小沢朝江(おざわ あさえ)

    東海大学建築都市学部建築学科 教授

    専門は日本建築史・日本近代建築史。

    1986年 東京理科大学工学部建築学科卒業、1988年 神奈川大学大学院修士課程修了。博士(工学)。

    著書に『和室学―世界で日本にしかない空間』(共著、平凡社)、『住まいの生命力―清水組住宅の100年』(共著、柏書房)、『明治の皇室建築―国家が求めた〈和風〉像』(吉川弘文館)、『日本住居史』(共著、吉川弘文館)など。

  • 芹澤 毅(せりざわ たけし)

    (株)せりざわたけし工務店 NPO法人おだわら名工舎理事長

    大工棟梁 文化財建造物木工技能者

    1971年 小田原市生まれ。

    1990年 四代目大工の道を歩む

    2004年〜2011年 安井清師(清塾)にて伝統的数奇屋建築を通して日本建築の向き合い方を学ぶ。

    2016年 小田原城天守閣「平成の大改修」において、最上階の摩利支天像安置空間再現事業の陣頭に立つ。

    【主な実績】
    小田原城址住吉橋、銅門の復元
    報徳二宮神社大鳥居の建造
    天皇即位大嘗宮 小忌幄舎設営参加
    森美術館 丹下健三自邸1/3スケール設営
    他、全国各地文化財修理等