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左より能「鵺」、能「羽衣 舞込」、能「小鍛冶 白頭」
撮影:石田 裕

Performsnces & Events

開館40周年記念事業
庭園能

目黒駅近くの喜多能楽堂を拠点とする公益財団法人十四世六平太記念財団と共催し、「庭園能」を行います。東京都庭園美術館の緑豊かな芝庭に、特別な能舞台が登場します。当館の芝庭と日本の伝統文化「能」のコラボレーションをお楽しみください。

事業名 開館40周年記念事業 庭園能
会期

令和5年11月24日(金)
11月25日(土)[1部][2部]

会場 東京都庭園美術館芝庭 (雨天時会場 セルリアンタワー能楽堂)
料金 各公演5,000円 (全席自由、入替制)
チケット販売開始日 8月23日(水)
チケットお申し込み e+(イープラス)

購入方法①e+オンライン上
②famiポート(ファミリーマート設置端末)

主催 公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都庭園美術館
公益財団法人十四世六平太記念財団
協賛 積水化学工業株式会社
舞台製作 能楽プロ

チラシ表面

令和5年11月24日(金)

時間

午後3時30分開場/午後4時開演

内容

能「鵺」

旅の僧が摂津の蘆屋に着き、里人に宿を頼むが断られ、光るものが出るといわれた州崎の堂に泊まり込む。そこへ髪を振り乱した怪しい姿の舟人がやって来て自分は鵺の亡魂だといい、頼政に退治されたありさまを物語り、空舟(うつぼぶね)に乗って立ち去る(中入)。僧が弔いをすると鵺の霊が昔の姿で現れ、物語の後半、頼政が剣を賜り和歌を詠んだことや、鵺が空舟に押し込められて淀川に流されたことを仕方話で物語る。『平家物語』などで著名な源頼政の鵺退治を素材にしながら、敗者である鵺を主人公にして哀感をただよわせ、修羅能に似た詩情豊かな作品となっている。

仕舞 花月 香川 靖嗣
解説 佐藤 寛泰
シテ 友枝 雄人
ワキ 大日方 寛
アイ 野村 裕基
一噌 隆之
小鼓 成田 達志
大鼓 大倉 慶乃助
太鼓 小寺 真佐人
チケット購入 開館40周年記念事業 庭園能

11月25日(土)[1部]

時間

昼12時開場/昼12時30分開演

内容

能「羽衣 舞込」

駿河国、三保の松原に住む漁師の白龍(はくりょう)が、釣りに出ようと浜に出ると、妙音が響き、異香が薫ずる。すると一本の松の枝に掛けてある美しい羽衣を見つける。白龍は家宝にしようと持ち帰ろうとすると、一人の女に呼び止められる。彼女は天人で衣は天の羽衣だという。
天人はその羽衣を取られると自分は天上に帰れなくなるといって嘆き悲しむので、白龍は羽衣を返す代わりに天上の舞楽をみせてくれと所望する。天人は羽衣を身にまとい、三保の松原の春の景色を愛でながら舞を舞い、富士を見下ろして空遠く去って行く。

※「舞込」→小書。終曲部に謡の緩急があり、天女が月世界に舞い上がって行く様子がより強調される。

仕舞 高砂 友枝 昭世
解説 佐藤 陽
シテ 香川 靖嗣
ワキ 大日方 寛
一噌 隆之
小鼓 成田 達志
大鼓 大倉 慶乃助
太鼓 林 雄一郎
チケット購入 開館40周年記念事業 庭園能

11月25日(土)[2部]

時間

午後3時開場/午後3時30分開演

内容

能「小鍛治 白頭」

ある夜、一条帝が霊夢を見たので勅使として橘道成を送り、小鍛冶宗近に剣を打たせよと宣旨を下す。ところが宗近は突然の事であるし、自分に劣らぬ腕前の相槌を打つものがいないために辞退をしようとするが、断ることが出来ない。困った宗近は、神頼みとして氏神の稲荷明神に祈願に出掛ける。すると、彼の目の前に童子が現れ、日本武尊の草薙の剣の物語などを語り、神通力で剣を打つ力を貸すので、剣を打つように勧めて消える。<中入れ>そこで宗近は、七五三縄を張った壇を用意し支度を調えて祝詞を唱える。すると稲荷明神が狐の姿となって現れ、相槌となって剣を打ち、打ち上がった剣の表に「小鍛冶宗近」裏に「小狐」と銘を入れ、勅使に捧げ、雲に飛び乗り稲荷山に帰っていったのであった。

※ 白頭→小書。通常の後シテは赤い頭髪だが、霊力を強調するために白い頭髪を着用する。喜多流の白頭の時の足遣いは狐足といって大きな特徴がある。

仕舞 草紙洗小町 友枝 昭世
解説 佐藤 寛泰
シテ 友枝 雄人
ワキ 大日方 寛
ワキツレ 小林 克都
アイ 野村 裕基
一噌 隆之
小鼓 成田 達志
大鼓 大倉 慶乃助
太鼓 林 雄一郎
チケット購入 開館40周年記念事業 庭園能

お問合せ先
公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都庭園美術館(チケットに関すること)
TEL03-3443-0201

公益財団法人十四世六平太記念財団(公演に関すること)
TEL03-3491-8813

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