左より能「鵺」、能「羽衣 舞込」、能「小鍛冶 白頭」
撮影:石田 裕
左より能「鵺」、能「羽衣 舞込」、能「小鍛冶 白頭」
撮影:石田 裕
目黒駅近くの喜多能楽堂を拠点とする公益財団法人十四世六平太記念財団と共催し、「庭園能」を行います。東京都庭園美術館の緑豊かな芝庭に、特別な能舞台が登場します。当館の芝庭と日本の伝統文化「能」のコラボレーションをお楽しみください。
令和5年11月24日(金)
11月25日(土)[1部]
時間 | 昼12時開場/昼12時30分開演 |
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内容 | 能「羽衣 舞込」 駿河国、三保の松原に住む漁師の白龍(はくりょう)が、釣りに出ようと浜に出ると、妙音が響き、異香が薫ずる。すると一本の松の枝に掛けてある美しい羽衣を見つける。白龍は家宝にしようと持ち帰ろうとすると、一人の女に呼び止められる。彼女は天人で衣は天の羽衣だという。 ※「舞込」→小書。終曲部に謡の緩急があり、天女が月世界に舞い上がって行く様子がより強調される。
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11月25日(土)[2部]
時間 | 午後3時開場/午後3時30分開演 |
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内容 | 能「小鍛治 白頭」 ある夜、一条帝が霊夢を見たので勅使として橘道成を送り、小鍛冶宗近に剣を打たせよと宣旨を下す。ところが宗近は突然の事であるし、自分に劣らぬ腕前の相槌を打つものがいないために辞退をしようとするが、断ることが出来ない。困った宗近は、神頼みとして氏神の稲荷明神に祈願に出掛ける。すると、彼の目の前に童子が現れ、日本武尊の草薙の剣の物語などを語り、神通力で剣を打つ力を貸すので、剣を打つように勧めて消える。<中入れ>そこで宗近は、七五三縄を張った壇を用意し支度を調えて祝詞を唱える。すると稲荷明神が狐の姿となって現れ、相槌となって剣を打ち、打ち上がった剣の表に「小鍛冶宗近」裏に「小狐」と銘を入れ、勅使に捧げ、雲に飛び乗り稲荷山に帰っていったのであった。 ※ 白頭→小書。通常の後シテは赤い頭髪だが、霊力を強調するために白い頭髪を着用する。喜多流の白頭の時の足遣いは狐足といって大きな特徴がある。
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お問合せ先
公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都庭園美術館(チケットに関すること)
TEL03-3443-0201
公益財団法人十四世六平太記念財団(公演に関すること)
TEL03-3491-8813