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トークイベント「キスリングの世界―華麗なるメランコリー」

展覧会関連プログラム

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左:《シルヴィー嬢》 1927年 松岡美術館
中央:《ミモザの花束》 1946年 パリ市立近代美術館 © Musée d’Art moderne de la Ville de Paris
右:《ベル=ガズー(コレット・ド・ジュヴネル)》 1932-33年 カンティーニ美術館、マルセイユ © Musée Cantini, Marseille

トークイベント「キスリングの世界―華麗なるメランコリー」

「キスリング」展の日本統括・監修者である村上哲氏と美術展の人気ブロガーとして知られるTakこと中村剛士氏によるトークイベントを開催します。
100年前のパリで「モンパルナスのプリンス」と呼ばれ一世を風靡した画家キスリング(1891-1953)は、ポーランドの古都クラクフから印象派やセザンヌに憧れて1910年パリに出ました。ピカソや藤田嗣治、モディリアーニ等と交友を深め、キュビスムやフォービスムなど新しい絵画の潮流に触れながら独自のスタイルを模索し、やがてイタリアやフランドルの古典絵画に学んだ写実的な描写と華麗な色彩による独自の画風を確立していきます。
本トークショーでは、キスリングが影響を受けた作品の実例を取り上げながら、どのように独自の画風を深めていったのかを探るとともに、素朴な疑問も交えながら、キスリング作品の魅力を楽しく語り合います。

日時:2019年5月26日(日)14:00~
会場:東京都庭園美術館 新館ギャラリー2

講師:村上哲氏(アート・キュレーション代表)
中村剛士氏(「青い日記帳」主宰)

参加費:無料 ※ただし、「キスリング」展の入館料が別途必要。
定員:120名

申込方法:
受付を終了しました。多数のご応募ありがとうございました。

※申込が定員に達し次第、受付を終了します。お申込みいただいてから3日以内にはプログラムの詳細をお知らせするメールをお送りいたしますが、4日を過ぎても当館からの連絡がない場合には、通信トラブルの可能性がありますので、お電話でお問い合わせください。

お問合せ先
東京都庭園美術館 事業係「キスリング」展 トークショー担当
Tel 03-3443-0201 Fax 03-3443-3228
E-mail:info@teien-art-museum.ne.jp

講師紹介

  • 村上 哲(むらかみ さとし)

    アート・キュレーション代表。熊本県出身。東京藝術大学卒業(美学、比較芸術学専攻)。熊本県立美術館学芸課長を経て2018年4月から現職。専門分野は比較芸術学、欧米版画史。エコール・ド・パリの動向と関連作家、藤田嗣治(レオナール・フジタ)、欧米版画(ピカソ、シャガール等)の研究・執筆・企画・監修に携わる。大学講師、美術館等収集評価委員、美術コンクール審査員等を歴任。平成25年度紺綬褒章受章。

  • 中村剛士(なかむらたけし)

    Takの愛称で「青い日記帳」主宰。展覧会レビューをはじめ、幅広いアート情報を毎日発信。goo「いまトピ」、JR東日本「びゅうたび」、「ぴあ」などにコラムを連載。『いちばんやさしい美術鑑賞』(筑摩書房)、『カフェのある美術館』(世界文化社)、『フェルメール会議』(双葉社)、『フェルメールへの招待』(朝日新聞出版)、『美術館の手帖』(小学館)など執筆・編集。『文藝春秋』書評寄稿など、各種講演・執筆活動など、幅広く活躍中。