
蜷川実花は現代日本を代表する写真家・映画監督として、独自のスタイルで知られています。その視線は一貫して、いのちの輝きと儚さに対して向けられてきました。写真を中心に、多岐に渡る表現を手掛ける蜷川ですが、本展では、コロナ禍の国内各地で昨年から今年にかけて撮影された、最新の植物の写真と映像をご覧いただきます。アール・デコ様式で装飾された当館の建築に、蜷川の作品を重ねることで、様々な時間の交差する場を出現させるものです。植物から植物へと、あたかも蝶のように回遊しながら、蜷川のまなざしを追体験できる貴重な機会となります。
本展に先立ち2018年より国内10か所を巡回した「蜷川実花展-虚構と現実の間に-」は、コロナ禍までを含む蜷川のキャリアを総覧するものでした。本展では、さらなる飛躍を期待される蜷川の最新作と、ほかに類を見ない当館の建築空間との競演をお楽しみいただけます。蜷川が今、強く惹かれているという、光に溢れた色 “光彩色”(こうさいしょく)の世界、夢かと見まがうかのような現実の一瞬を映し 出す写真や、ダイナミックな映像インスタレーションによる、蜷川の新機軸となる 「今」と「これから」にご期待ください。
展覧会基本情報
展覧会名
会期
2022年6月25日(土)-9月4日(日)
会場
東京都庭園美術館(本館+新館)
東京都港区白金台5-21-9
ハローダイヤル 050-5541-8600
休館日
毎週月曜日
*ただし7月18日(月・祝)は開館、7月19日(火)は休館
開館時間
10:00–18:00(入館は閉館の30分前まで)
観覧料
オンラインによる日時指定制です。
ご購入・ご予約はこちらから
一般 | 当日1,400円 | 団体(1,120円) |
---|---|---|
大学生(専修・各種専門学校含む) | 当日1,120円 | 団体(890円) |
中学生・高校生 | 当日700円 | 団体(560円) |
65歳以上 | 当日700円 | 団体(560円) |
*オンラインでの予約が難しい方は、東京都庭園美術館正門チケットカウンターまで直接お越しください。当日分の入場枠でご案内しますが、当日の混雑状況により、ご希望の時間で入場できない場合や、入場をお断りする可能性もあります。予めご了承ください。
*展覧会チケットで庭園もご入場いただけます
*( )内は団体料金。団体は20名以上(事前申請が必要)
*小学生以下および都内在住在学の中学生は無料
*身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・被爆者健康手帳をお持ちの方とその介護者2名は無料(手帳の提示をお願いします)
*教育活動として教師が引率する都内の小・中・高校生および教師は無料(事前申請が必要)
*シルバーデーおよび家族ふれあいの日の割引については、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、当面の間休止としております
主催
公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都庭園美術館
企画協力
ラッキースター、小山登美夫ギャラリー
協賛
年間協賛
戸田建設株式会社
ブルームバーグ L.P.