五感と想像力で歩く建築ツアー
五感と想像力で歩く建築ツアー
「建築を体験する」には、色々な回路がつながっています。建築の形や表面についている装飾を目で見て楽しむのも、もちろんその一つ。その他にも、空気の流れや音の響きで天井の高さを感じたり、歩き回って靴音の違いを楽しんだり、以前来た時にあんな話をしたなぁと記憶を辿ったり。日常では意識していないけれど、私たちは視覚以外の感覚や想像力もフル活用して建築空間を体験しているのです。
このツアーは、ウェルカムルームにある「さわる小さな庭園美術館」からスタートします。この建築をまずは俯瞰して、どこでどう過ごすか計画しましょう。その後、展示室やバックヤードをまわり、床に座ってひんやりした感覚を楽しんだり、声を出して響きに耳を澄ませてみたり、ディナーのメニューを想像してみたりします。いつもの「美術館の鑑賞」とはちょっと違うツアーです。参加者同士で発見をシェアしながら、五感と想像力を使って建築を楽しんでみましょう。
*このプログラムは、昨年度「ワークショップさわる小さな庭園美術館」の名称で実施したものをベースにしています。
2015年9月9日(水) 1回目 15:00~17:00 / 2回目 18:30~20:30
会場:東京都庭園美術館
ゲストファシリテーター:斉藤名穂(「さわる小さな庭園美術館」デザイナー/建築士)
参加費:2,000円(展覧会入場料は別途必要ありません)
対象:小学生~大人対象(お話が上手にできる年齢から参加できます。
小学生以上は参加費をお願いいたします)
定員:15名
*未就学のお子様を同伴して参加される方、視覚や聴覚に障害があるなどサポートが必要な方は、事前にご相談ください。
- 申込方法:
- お申込みは締め切りました。たくさんのご応募ありがとうございました。
お問合せ先
東京都庭園美術館 事業企画係 ラーニング・プログラム担当
Tel 03-3443-0201 Fax 03-3443-3228
E-mail:info@teien-art-museum.ne.jp
講師紹介
斉藤名穂(さいとう なお)
「さわる小さな庭園美術館」のデザイナー。
早稲田大学理工学部建築学科卒、ヘルシンキ芸術デザイン大学空間デザイン専攻修了。見える人と見えない人が一緒によむ地図(フィンランド視覚障害者協会(IIRIS)・東京国立博物館)や、建物の記憶をひき継ぐ家具(Tea party on the border)、保育園の家具・ワークショップのデザイン(なかがわら保育園 / NASCA)など、人や素材の中にある場所・建築の記憶をテーマにしたデザインを多く手がけている。