シンポジウム「ブラジル先住民の椅子、そして現代の美」
シンポジウム「ブラジル先住民の椅子、そして現代の美」
ブラジル先住民の椅子を手がかりに、政治、社会、建築、工芸などについて領域を横断しながら三者で語り合い、過去と現代とをつなぐ「美とは何か」を問います。
イギリスの社会学者アンソニー・ギデンズが『再帰的近代化―近現代における政治、伝統、美』(1994年)の中で提唱した「再帰性=Reflexive」をキーワードに、平等と豊かさを求めて「進歩」してきたはずの近代が、何をもたらし、何を見失ってきたのかについて考えます。
流動的な現代に生きるわたしたちは、なぜブラジル先住民の椅子に惹かれるのか?そんな問いをテーマにブラジル先住民の椅子、その可能性の中心に迫ります。
日時:2018年7月29日(日)14:00~17:00
会場:東京都庭園美術館 新館ギャラリー2
登壇者:アンドレ・コヘーア・ド・ラーゴ氏(駐日ブラジル大使)
*逐次通訳がつきます
伊東豊雄氏(建築家)
樋田豊次郎(東京都庭園美術館 館長)
参加費:無料 ※ただし、当日有効の本展の展覧会チケットが必要
定員:120名
- 申込方法:
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*申し込みが定員に達し次第、受付を終了します。お申込いただいてから3日以内にはプログラムの詳細をお知らせするメールをお送りいたしますが、4日を過ぎても当館からの連絡がない場合には、通信トラブルの可能性がありますので、お電話でお問合せください。
*お申込の際にご記入いただくメールアドレス・電話番号等の個人情報は、お申し込みいただいたプログラムに関する連絡事項等を、当美術館からお伝えするために使用させていただきます。その他の目的に使用することはありません。
【登壇者プロフィール】
アンドレ・コヘーア・ド・ラーゴ
駐日ブラジル大使であり建築批評家でもある。ヴェネツィア・ビエンナーレのブラジル館とサンパウロのトミエ・オータケ文化センター建築展のキューレータ、パリの「建築都市」での「ブラジル再近代建築展:1928-2005」でのラウロ・カバルカンチとの共同学芸、ニューヨーク近代美術館の建築とデザイン委員会会員、サンパウロの「モラエス・サーレス財団」の新建築コンクール審査員などを歴任。現在、オスカー・ニーマイヤー財団の都市と建築フォーラム「Arqfuturo」の会員、建築誌「モノリート」の編集委員。2018年よりプリツカー建築賞の審査員を務める。
伊東豊雄
1941年生まれ。主な作品に「せんだいメディアテーク」、「みんなの森 ぎふメディアコスモス」、「台中国家歌劇院」(台湾)など。本展では会場構成を手掛ける。日本建築学会賞、ヴェネチア・ビエンナーレ金獅子賞、プリツカー建築賞など受賞。2011年に私塾「伊東建築塾」を設立。これからのまちや建築のあり方を考える場として様々な活動を行っている。近著に『伊東豊雄 21世紀の建築をめざして』(エクスナレッジ)など。
樋田豊次郎
東京都庭園美術館館長
1950年生まれ。1979年より東京国立近代美術館工芸館に勤務。2007年に秋田公立美術大学理事長及び学長に就き、16年から東京都庭園美術館館長。日本ならではの造形芸術として「工芸」の再評価を試みてきた。主な展覧会は「ヨーロッパ工芸新世紀」(1997)、「工芸の領分」(1994)等。著書は『明治の輸出工芸図案-起立工商会社工芸下図集』(1987)、『工芸の領分-工芸には生活感情が封印されている』(2006)他多数。
お問合せ先
東京都庭園美術館 事業企画係 「ブラジル先住民の椅子」展 講演会担当
Tel 03-3443-0201 Fax 03-3443-3228
E-mail:info@teien-art-museum.ne.jp
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