四季の中でも、夏は特にさまざまな思い出が去来します。近年は暑さが厳しく、夏の風情を楽しむ余裕もなくなりつつありますが、それでもお盆を過ぎると一抹の淋しさを感じるのは変わりません。重要文化財の茶室「光華」にはエアコンがなく、決して快適とは言えませんが、現代ではむしろ体感することが少なくなった日本家屋の夏を思い出させてくれます。

夏の特別茶会では、青木美歌さんが制作したガラスの茶道具のほか、冷茶、簾、ガラスの風鈴など涼感あふれる室礼でみなさまをお迎えいたします。広間でお菓子と冷茶で一服していただいたあと、学芸員が四畳半の小間のご案内をいたします。暦の上では「処暑」を過ぎ、夏の終わりです。この夏の思い出のひとつとして、茶会に参加してみませんか。ご応募をお待ちしております。

【事前申込制・有料】

開催日時	2024年8月24日（土） ※各席とも60分ほどです。 ・第１席　10：30～ ・第２席　12：30～ ・第３席　14：00～ ・第４席　15：30～
場所	東京都庭園美術館　茶室「光華」（重要文化財）
亭主	傳田妙京（武者小路千家教授）
定員	各席10名 ※各席とも定員を超過した場合は抽選
参加費	１名様　1,000円　 ※冷茶と菓子代を含みます。参加費とは別に、美術館への入場料（展覧会または庭園のみ）が必要です。
申込方法	下記申込フォームよりお申し込ください。1組2名までお申込みできます。 お申込みは1回のみとし、重複及び複数席へのお申し込みは無効とさせていただきます。
当落結果	申込締切（8月4日）から5日以内に当落についてメールでお知らせします。メールが届かない場合は、下記にご連絡ください。
申込期間	2024年7月24日（水）10:00～　8月4日（日）
注意事項	・参加は中学生以上とさせていただきます。 ・当選通知後のお時間及び参加者の変更はできません。 ・雨天の場合も開催いたします。 ・ミニスカート、素足での参加はご遠慮ください。 ・アクセサリー類は外してご参加ください。 「光華」にはエアコンがなく、当日の天候によってはたいへん蒸し暑くなります。熱中症対策など、ご自身での体調管理をお願いいたします。

【亭主紹介】

傳田妙京（でんだ　みょうきょう）

武者小路千家茶道教授/れんぴか代表

｢日常の茶の湯をエンジョイ｣なスタイルで､2004年より世田谷で稽古場主宰･イベント企画制作等を開始。インテリア･デザイナー故・内田繁氏主宰､流儀を越えた茶の湯集団、｢岡傍会-おかびえ-｣の一員として､2008年洞爺湖G8サミットで地球茶室空間での呈茶を担当。2011年の東北大震災直後から､茶の湯のスピリッツ再発見のメッセージを込めて､椅子席で基本点前を学ぶワークショップやイベントを開始。2023年より当館の「光華茶会スペシャル」亭主を担当。

https://k.lempicka.jp/（れんぴか）

お問合せ先
東京都庭園美術館　夏の特別茶会「ガラスの清寂」担当
Tel 03-3443-0201 Fax 03-3443-3228
E-mail：events@teien-art-museum.ne.jp