
このワークショップでは、東京都庭園美術館にある野外彫刻のうちの一点、エドゥアール・M・サンドの《座る豹》のメンテナンス作業を、保存・修復の専門家と一緒に行います。状態の確認やクリーニング作業など、プロが行う一連のメンテナンスを参加者の皆さんも実際に体験します。
美術館には、作品・文化財などの大切なものを良い状態で未来にのこしていくという使命があります。だとすれば、この彫刻も雨や風にあたる屋外ではなく、箱に入れて安全な部屋の中に保管しておくほうが良いのでは?とも考えられそうです。作品の状態を守ると同時に、沢山の人が見られるように工夫するとは、どういうことなのでしょうか。
当日は、お庭の一角で私たちを見守るかのように設置されている野外彫刻《座る豹》のメンテナンスを通して、作品・文化財を「使いながら守ること」について一緒に考えていきましょう。
中学生以上の方であればどなたでも参加可能です。彫刻についての詳しい知識はもちろん必要はありません。お気軽にお申し込みください。
*作業では、洗浄やワックスがけなどの作業を行います。水や洗剤、溶剤等が衣類や靴に付着する可能性がありますので、汚れてもよい格好でご参加ください。作業で使用する道具や手袋などは美術館が用意します。
日 時:2021年6月5日(土)13:00〜16:00(受付開始:12:50)
*雨天の場合は6月12日(土)に延期します。両日とも雨天の場合は、6月12日(土)の同時間に90分程度のトークセッションを行う予定です。(メンテナンス作業は行いません。)
集合場所:東京都庭園美術館 本館 スタジオ
対 象:中学生以上
定 員:6名(先着順、定員に達し次第締め切らせていただきます)
参 加 費:無料。ただし、美術館への入場料(「建物公開2021」展入場料)が必要です。
講 師:松永亮太(コンサヴァター)、髙橋銑(アーティスト)
申込方法:定員に達したため受付を終了しました。多数のご応募をありがとうございました。
*中高生の方は「美術館への連絡事項など」の欄に学年をご記入ください。
*2名以上で参加する場合はお一人ずつお申し込みください。
*手話通訳の希望など、当日のサポートが必要な場合は、お申込の際に「美術館への連絡事項など」の欄に記入をお願いいたします。
建物公開2021
2021年4月24日(土)-6月13日(日)
松永亮太
コンサヴァター
1992年兵庫県生まれ。横尾忠則現代美術館 学芸員補助(保存修復)。2019年 東京藝術大学大学院 美術研究科 文化財保存学専攻 修士課程修了。東京藝術大学大学美術館 学芸研究員、東京都現代美術館 臨時職員を経て現職。
髙橋銑
アーティスト
1992年東京都生まれ。2021年 東京藝術大学大学院美術研究科 彫刻専攻 修士課程修了。主な個展に20年「二羽のウサギ/Between two stools」(The 5thFloor、東京)
【新型コロナウイルス感染症対策について】
プログラムに参加される方は、以下の点についてご協力をお願いいたします。
・当日体調のすぐれない方は、参加をお見送りください。
・美術館の入口で検温をさせていただきます。37.5℃以上の方は入館できませんので、あらかじめご了承ください。
・手指の消毒の励行をお願いいたします。
・参加者は必ずマスクの着用をお願いいたします。
・その他、美術館の諸注意、指示に従っていただきますよう、お願いいたします。
お問合せ先
東京都庭園美術館 事業係 「野外彫刻のメンテナンス -使いながら守ること」 担当
Tel 03-3443-0201 Fax 03-3443-3228
E-mail:info@teien-art-museum.ne.jp