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館長講座「近代によみがえる古代神話(日本美術編)」 第3回 滋野芳園・安原清・萩川和明《蝦蟇仙人》

イベント

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館長講座「近代によみがえる古代神話(日本美術編)」

令和2年度の館長講座を開催いたします。
この講座では年ごとにテーマを決めてお話をしていますが、今年度のテーマは「近代によみがえる古代神話(日本美術編)」です。全3回となります。それぞれの回に単独で受講することができます。場所は例年どおり正門横のレストラン デュ・パルクです。緑に囲まれた気持ちよい空間で、寛いだ雰囲気の中での講座はまさに当館ならではです。是非ご応募ください。

緊急事態宣言が延長されたことに伴い、「第3回館長講座」につきましては、受講者を会場に入れて開催することは中止し、講座の様子を後日動画配信(無料)することといたしました。
すでに参加申し込みをされた方には個別にご連絡いたします。たびたびの延期、中止となりみなさまにはたいへんご迷惑をおかけしますが、なにとぞご理解、ご了承のほどお願い申し上げます。

3回:

滋野芳園・安原清・萩川和明《蝦蟇仙人》(漆工、1890年代制作、ハリリ・コレクション所蔵)を手掛かりにして、近代日本の庶民の間で、日本の古代神話や昔物語に出てくる神々、英雄たちのみならず、さらには、中国の仙人・仙女、英雄、果ては霊獣までもが人気を博していった、いわば近代日本における「民間信仰」の実態を考えます。


ハリリ・コレクション蔵(部分)

当日の記録映像

配布資料(PDF)
※資料はダウンロードしてご覧いただけます。無断転載はご遠慮ください。

1回:
2020年10月21日(水)14:30~16:00 第1回は終了しました。

青木繁《日本武尊》(油彩画、1906年制作、東京国立博物館所蔵)を手掛かりにして、明治の洋画家たちが、なぜ古事記や日本書紀に登場する神々に、創作の霊感を得ることができたのかを考えます。


東京国立博物館蔵 ColBaseより

当日の記録映像

配布資料(PDF)
※資料はダウンロードしてご覧いただけます。無断転載はご遠慮ください。

2回:
2020年12月2日(水)14:30~16:00  第2回は終了しました。

月岡芳年《雄略帝、猛猪を蹴り上げる》(錦絵、1879年制作)を手掛かりにして、近代日本の庶民の間で、錦絵に描かれた日本の古代神話や英雄譚がもてはやされていった理由を考えます。


個人蔵(部分)

当日の記録映像

配布資料(PDF)
※資料はダウンロードしてご覧いただけます。無断転載はご遠慮ください。

お問合せ先
東京都庭園美術館 事業係 教育普及担当
Tel 03-3443-0201 Fax 03-3443-3228
E-mail:info@teien-art-museum.ne.jp

講師紹介

  • 東京都庭園美術館館長 樋田豊次郎 1950年生まれ。1979年より東京国立近代美術館工芸館に勤務。2007年に秋田公立美術大学理事長及び学長に就き、16年から東京都庭園美術館館長。日本ならではの造形芸術として「工芸」の再評価を試みてきた。主な展覧会は「ヨーロッパ工芸新世紀」(1997)、「工芸の領分」(1994)等。著書は『明治の輸出工芸図案-起立工商会社工芸下図集』(1987)、『工芸の領分-工芸には生活感情が封印されている』(2006)他多数。