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記念講演会「1931年パリ国際植民地博覧会と驚異の美術」

展覧会関連プログラム

ポルト・ドレ宮(現・国立移民史博物館、旧植民地博物館)1931年 竣工

記念講演会 1931年パリ国際植民地博覧会と驚異の美術

「幻想絶佳:アール・デコと古典主義」の記念講演会第2弾では、本展カタログの翻訳をご担当下さった茨城大学教授の藤原貞朗(ふじはら さだお)氏をお迎えします。講演会では、本展の内容ともかかわりの深い、1931年のパリ国際植民地博覧会やそのパヴィリオンの1つであったポルト・ドレ宮についてのお話を頂きます。ポルト・ドレ宮は、今もなおヴァンセンヌの森に残されており、現在は国立移民史博物館として使用されています。植民地を冠につけた博覧会が1931年に開催された意義とはどのようなものだったのでしょうか。また、ポルト・ドレ宮の建設に関わった美術家たちはどのような人々であったのでしょうか。今まで語られることの少なかったアール・デコ時代のもう一つの博覧会に迫ります。

2015年2月22日(日) 14:00―16:00(開場13:30)
会場:東京都庭園美術館 新館ギャラリー2
講師:藤原貞朗(茨城大学人文学部教授)

入場無料・「幻想絶佳:アール・デコと古典主義」展鑑賞者入場者対象・事前申込不要

お問合せ先
東京都庭園美術館 事業企画係 講演会担当
Tel 03-3443-0201 Fax 03-3443-3228
E-mail:info@teien-art-museum.ne.jp

講師紹介

藤原貞朗 (ふじはら・さだお)

茨城大学人文学部教授。専門:美学・美術史。1967年生。大阪大学大学院文学研究科にて西洋美術史を専攻、1997~2000年にリヨン第2大学に留学。2002年より現職。著作:Hokusai(2005年、リヨン)、『オリエンタリストの憂鬱 フランス東洋学者とアンコール遺跡の考古学』(2008年、第26回渋沢・クローデル賞、第31回サントリー学芸賞)、『山下清と昭和の時代 「日本のゴッホ」の神話を超えて』(2014年、服部正との共著)など。翻訳:ダリオ・ガンボーニ著『潜在的イメージ』(2007年)、『ゾラ・セレクション美術論集』(2010年、三浦篤との共訳)など。

関連展覧会

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