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鑑賞プログラム「あかちゃんとおさんぽ」

展覧会関連プログラム


ケイト・グリーナウェイ『窓の下で』1879年より

「あかちゃんとおさんぽ」

赤ちゃんと一緒に、美術館を楽しんでみませんか?
というと、「赤ちゃんには美術は分からないから、意味がないのでは?」と思うかもしれませんね。でも、公園にお散歩に出かけて風や木漏れ日や葉っぱの匂いを楽しむように、お買い物に出かけてお店の人の掛け声やピカピカ光る看板に驚いて反応するように、赤ちゃんは「わかる/わからない」ではなく、空間全体を全身で捉えようとしています。
このプログラムでは、赤ちゃんと保護者の方を対象として、ウェルカムルーム、展示室、新館のガラス壁などをゆっくり1時間ほどお散歩します。何が面白いか、赤ちゃんはまだおしゃべりで教えてはくれないけれど、きっとキラキラする瞳や何かを掴もうとする指先で、楽しんでいることを伝えてくれると思います。大人たちは、それを見守りながら一緒に楽しんでいきましょう。

*このプログラムは武蔵野美術大学等の共同研究として「乳幼児の心理的発達に関わる美術館における鑑賞プログラムの分析と開発」(科学研究費2016年度挑戦的萌芽研究)の一環として行われます。参加者の方には、動画および写真等の記録撮影およびアンケート調査などのご協力をお願いいたします。

2016年7月24日(日) 10:30-11:30 (集合10:20)
会場:東京都庭園美術館
講師:杉浦幸子(武蔵野美術大学 芸術文化学科教授)
主催:公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都庭園美術館、
武蔵野美術大学 芸術文化学科 杉浦幸子研究室

対象:生後3ヶ月~12ヶ月(プログラム実施時)の赤ちゃんと保護者
定員:3組(事前申込制/応募者多数の場合は抽選)
参加費:無料(ただし保護者の方は「こどもとファッション」展鑑賞チケットが必要です)

申込方法:
お申込みは締め切りました。たくさんのご応募ありがとうございました。

お問合せ先
東京都庭園美術館 事業企画係 「あかちゃんとおさんぽ」担当
Tel 03-3443-0201 Fax 03-3443-3228
E-mail:info@teien-art-museum.ne.jp

ファシリテーター紹介

  • 杉浦幸子(すぎうら さちこ)1966年東京都生まれ
    お茶の水女子大学文教育学部哲学科美学美術史専攻卒業、ウェールズ大学大学院カーディフ校教育学部美術館教育専攻修了
    2001年横浜トリエンナーレ2001教育プログラム担当、2002-04年森美術館パブリックプログラムキュレーター、2005-11年京都造形芸術大学プログラムコーディネーター、国際交流グループヘッドを経て、2012年武蔵野美術大学芸術文化学科准教授。2015年同学科教授就任。