コレクション Collection

東京都庭園美術館では、建物公開事業に活用するため、旧朝香宮邸やアール・デコ様式との関連を有する美術品や資料を収集・保管しています。このページでは、東京都庭園美術館が収集・保管している美術品・資料等をご紹介しています。
Tokyo Museum Collection(東京都立博物館・美術館収蔵品検索)」では、6つの都立ミュージアムが所蔵する資料・作品の横断検索ができます。

In its quest to put the Former Residence of Prince Asaka to its best possible use, the Tokyo Metropolitan Teien Art Museum is engaged in creating and maintaining a collection of artworks and documents pertaining to Art Deco and the Residence itself. The Collection is a database listing the materials and artworks in the Museum’s collection.

ご利用ガイド/Guide
+ クイック検索- クイック検索を閉じる
作品情報Identification
  • 作品名 Title :

    [おもちゃ箱]

    La Boîte à joujoux

  • 作者 Artist :

    音楽・クロード・ドビュッシー/絵:アンドレ・エレ
    Claude Debussy, André Hellé

  • 制作年 Date :

    1913年
    1913

  • 寸法 Dimensions :

    24.8x33

  • 収蔵番号 Collection Number :

    2018-0305-03

  • 数量 :

    1

  • 素材技法 :

    リトグラフ

  • タグ :

    1910年代 / アール・デコ /

作家解説

アンドレ・エレ(André Hellé, 1871-1945)
絵本作家・デザイナー。パリに生まれる。幼年期はプロシアの侵攻を避けてパリ近郊のボワシーで過ごした。1896年頃からパリの新聞やユーモア雑誌でイラストを描くようになり、1900年代に入ると簡潔な線や色による独自の表現スタイルを確立させていった。シンプルな形に込められた繊細な表現は評判を呼び、エレの仕事は増えていったものの、20世紀初頭の戦争が予感される雰囲気の中で、エレの持ち味であるユーモアを含んだイラストは、大人向けの一般誌から子供向けの雑誌の中で生かされるようになっていった。1911年に最初の絵本『変てこな動物たち』を出版し、晩年まで絵本の制作を続ける。玩具の制作も手掛けるようになり、1925年のアール・デコ博覧会にも玩具部門で出品をしている。

作品解説Descriptions

本作は、子どものためのバレエ作品を構想したエレが、イラストから模型を起こし、音楽家ドビュッシーの元を訪ねたことをきっかけに制作されたピアノ譜である。ドビュッシーは、エレのカラフルで愛らしい作品を気に入り、1913年のクリスマスにイラストを伴ったピアノ譜として出版された。エレの代表作であるとともに、アール・デコ様式が子どもの領域でどのように展開されていたかを知る貴重な作品である。

PAGE TOP