コレクション Collection

東京都庭園美術館では、建物公開事業に活用するため、旧朝香宮邸やアール・デコ様式との関連を有する美術品や資料を収集・保管しています。このページでは、東京都庭園美術館が収集・保管している美術品・資料等をご紹介しています。
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In its quest to put the Former Residence of Prince Asaka to its best possible use, the Tokyo Metropolitan Teien Art Museum is engaged in creating and maintaining a collection of artworks and documents pertaining to Art Deco and the Residence itself. The Collection is a database listing the materials and artworks in the Museum’s collection.

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作品情報Identification
  • 作品名 Title :

    コーヒーセット

    A coffee service

  • 作者 Artist :

    アンヌ=マリー・フォンテーヌ(絵付)、国立セーブル製陶所(窯)
    Anne-Marie Fontaine

  • 制作年 Date :

    1921年
    1921

  • 収蔵番号 Collection Number :

    2015-0109-01

  • 数量 :

    5点一式

  • 素材技法 :

    磁器

  • タグ :

    1930年代 / 1920年代 / アール・デコ / 陶磁器

作家解説

アンヌ=マリー・フォンテーヌ(Anne-Marie Fontaine, 1900-1938)
図案デザイナー及び絵付師。国立セーヴル製陶所で芸術顧問をしていたアンリ・ラパンによって招かれ、1920年からセーヴルのプロジェクトに関わった。1929年にはウィーンの工芸美術学校で実習を行った後、1931年に同所専属のデザイナーとして就任した。1930年代、国立セーヴル製陶所はモニュメンタルな大規模作品の制作を手掛けるようになっており、フォンテーヌは1937年にその内の一つであるパリ地下鉄メリー・ドゥ・モントルイユ駅の装飾パネルを手掛けている。
アール・デコの、簡素でありながら優美で時代を反映したデザインによって、国立セーヴル製陶所における地位を確かなものとした。38歳という若さで亡くなったものの、小さな灰皿や駅の装飾パネルまで、多くのデザイン・絵付け作品を残している。

作品解説Descriptions

ポット、シュガーポット、デミタスカップ2客及びトレイからなるコーヒーセット。各パーツの底面には、1921年に国立セーヴル製陶所で製造されたことを示す刻印と、国立セーヴル製陶所で絵付けされたことを示す刻印が確認できる。セーヴルの絵付けの刻印は色によってその磁器の素材を表すが、本作の絵付け刻印は赤褐色であることから低温火焼土の新磁器であることが分かる。

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