コレクション Collection

東京都庭園美術館では、旧朝香宮邸建物公開事業に活用するため、旧朝香宮邸やアール・デコ様式との関連を有する美術品や資料を収集・保管しています。本「旧朝香宮邸関連コレクション」は、東京都庭園美術館が収集・保管している美術品・資料等のデータベースです。

In its quest to put the Former Residence of Prince Asaka to its best possible use, the Tokyo Metropolitan Teien Art Museum is engaged in creating and maintaining a collection of artworks and documents pertaining to Art Deco and the Residence itself. The Collection is a database listing the materials and artworks in the Museum’s collection.

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作品情報Identification
  • 作品名 Title :

    花瓶《オラン》

    Vase, ORAN

  • 作者 Artist :

    ルネ・ラリック
    René Lalique

  • 制作年 Date :

    1927年
    1927

  • 寸法 Dimensions :

    26×27㎝

  • 収蔵番号 Collection Number :

    2002-0329-01

  • 数量 :

    1

  • 素材技法 :

    オパルセント・ガラス、プレス成形、艶消し

  • タグ :

    1920年代 / アール・デコ / ガラス

作家解説

■ルネ・ラリック(René Lalique, 1860‒1945)
ジュエリー・デザイナー、ガラス工芸家。シャンパーニュ地方マルヌ県アイ生まれ。素材の価値よりも作品の造形性を重視し、半貴石やガラス、角材などを積極的に用いて、植物、昆虫、裸婦などをモチーフとした象徴的なジュエリーを作り出し、アール・ヌーヴォー・ジュエリーのスタイルを確立した第一人者。その作品は1900年のパリ万国博覧会で絶賛された。1906年には香水商コティから香水瓶のデザインを依頼され、これを契機にガラス工芸に着手。芸術性が高く、なおかつ量産にも応えることのできる型押技法や型吹き技法で、カーマスコットなどの小品からモニュメンタルな建築用の大作までを手がける。1925年のアール・デコ博覧会場の中央にガラスの噴水塔《フランスの水源》を制作。その傍らには自身のパヴィリオンを出展するなど、アール・デコのガラス工芸家としての絶対的な評価を築いた。朝香宮邸のために正面玄関ガラスレリーフ扉をデザイン。大客室と大食堂のシャンデリアとしてそれぞれ《ブカレスト》、《パイナップルとざくろ》を提供している。

作品解説Descriptions

ダリアの花のデザインを全体に施した大振りの花瓶。ラリックは都市名を冠したシリーズを発表しており、本作のタイトル「オラン」は仏領アルジェリアの都市名。華の部分がやや白濁して黄色く見えるのは、光の透過によって色が変化する特殊な白濁ガラスを用いているためである。これにより、一体成型された単色ガラスに変化が表れている。

文献歴Bibliography

『アール・デコ様式:朝香宮が見たパリ』東京都庭園美術館、2003年。
『アール・デコ光のエレガンス展』汐留ミュージアム他、2012年。

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