大広間は壁面にウォールナット材を使用し、装飾を抑えた重厚な空間を作りだしています。天井には格子縁のなかに40の半円球の照明が整然と配置され、正面のアーチにはさまれた鏡と大理石の暖炉はシンメトリーの落ち着いたデザインに華やかさを添えています。中央階段右手の大理石レリーフはブランショ(Blanchot)の作品で、古典的作風がこの空間に和らぎを与えています。 (内装 アンリ・ラパン)