アール・デコの館―東京都庭園美術館建物公開― 
2011年10月6日(木)〜10月31日(月)

 本展は旧朝香宮邸を継承した東京都庭園美術館の建物そのものをテーマに、その歴史と魅力に迫るものです。
 1920年代のパリでアール・デコ様式に魅せられ、その建築空間を東京に再現したいと願った朝香宮夫妻。それを洗練された技術と素材で形にしたフランス人デザイナーと宮内省内匠寮の技師たち。本展では、旧朝香宮邸室内装飾のこだわりの仕事ひとつひとつをご紹介していきます。
 また今回は庭園にも着目し、宮邸時代から今に至る庭園の変遷を写真や映像資料を通して振り返ります。日本庭園の茶室、茶庭などの紹介に併せ、都会のオアシスとして私たちを癒す庭園の樹木も本展では主役の一つとしてとりあげます。本展は工事休館前の最後の展覧会となります。