20世紀のポスター[タイポグラフィ] ―デザインのちから・文字のちから―
2011年1月29日(土)〜3月27日(日)

 ポスターは20世紀初頭に台頭したキュビズム、未来派、構成主義など様々な芸術潮流を背景に、新たな視覚世界を切り開いてきました。その変わりゆく視覚の一翼を担ったのがタイポグラフィです。それは活字の書体デザインや、画面上での文字の配置のことを指し、1枚のポスターデザインの全体を左右する重要な要素となりました。
 1950年代、バウハウスの理念に触発されたスイスのデザイナー、マックス・ビルらによってその理論が確立されたタイポグラフィは、やがてアメリカ、ドイツ、イタリア、日本など世界中のポスターデザインに影響を与えました。 本展では世界のすぐれたポスター約3,200点を集めた竹尾ポスターコレクションの中から、タイポグラフィとかかわりの深い作品約100点をご紹介します。