アメリカ宝飾界を代表するティファニーは、1837年、創立者チャールズ・ルイス・ティファニーにより、ニューヨークのファンシー・グッズ・ショップとしてスタートしました。19世紀後半には万国博覧会でのグランプリ獲得により世界的な評価を得ました。その後、ティファニーは後継者のルイス・コンフォート・ティファニーをはじめ、近年も、デザイナー、パロマ・ピカソや建築家フランク・ゲーリーなど、各時代ごとに優秀なデザイナーを登用し革新的なジュエリーを世に送り出してきました。映画「ティファニーで朝食を」の舞台となるなど、その名は世界的に親しまれ、日本でも常に人々の心を惹きつけています。
本展覧会は2006年のロンドン展を皮切りとする世界巡回展です。ティファニー・アーカイブ・コレクションの全面的協力を得て、その創立から170年間の歴史を約190点のジュエリーにより紹介いたします。