舞台芸術の世界 ―ディアギレフのロシアバレエと舞台デザイン
  2007年7月26日(木)―9月17日(月・祝)

 20世紀初頭、ロシアの新進気鋭の画家、舞台装飾家、衣装デザイナー、音楽家、舞踏家が、カリスマ的なロシア・バレエ団(バレエ・リュス)の主宰者ディアギレフの下に結集します。革新的な絵画やデザイン、音楽や舞踏などが相互に影響を及ぼし、ロシア・バレエは総合芸術としてヨーロッパを席巻しました。ディアギレフのロシア・バレエ団は1929年の彼の死をもって解散しますが、その斬新な舞台は、同時代の舞台芸術の世界をはじめ、他の分野にも多大な影響を与えます。

本展では、ディアギレフのロシア・バレエをはじめ、20世紀初頭から1945年までのロシアのバレエ、オペラ、演劇など舞台芸術の世界を取り上げます。サンクトペテルブルク国立演劇音楽博物館、ヴィクトリア&アルバート美術館、兵庫県立芸術文化センターをはじめ国内外の所蔵家の協力を得て、衣装・デザイン画・版画・ポスター・映像・写真など約 190 点により立体的に紹介いたします。