華麗なるマイセン磁器
  2005年11月19日-2006年1月22日

 18世紀の初期に、ヨーロッパで初めて磁器の製造に成功したドイツ・マイセン窯。18世紀の成熟した文化を反映した華やかな絵付けと表情豊かな造形を特徴とした独自のスタイルは、ヨーロッパ諸国の賞賛を集めました。

  本展は、西洋美術をこよなく愛したコレクター伊東直子氏が後半生を賭けて収集したマイセン磁器の珠玉のコレクションを初めて公開するものです。
  食器のほか、彫刻やオブジェから、装飾鏡、キャビネットやシャンデリアなど大型の室内装飾品まで、113セット198点の作品を展示し、18世紀前半のシノワズリーやロココ、20世紀初めのアール・ヌーヴォーまで、時代趣味の変遷をたどりながら、華麗なマイセン磁器の魅力を紹介します。